カテゴリ:ラグピッカーより
沈黙の時間を取り、心を落ちつけて、
静かな時間の中で、自分の心の内を見つめ、 悩みを書き出してみると、 大概の場合は、 親や兄弟などとの、幼い頃の家庭環境から生じた葛藤が、 最終的な、 最重要課題として浮かび上がってくるだろうと思います。 この最重要課題に取り組むことが、 ほとんどの人にとって、もっとも大切なことだと、 僕はそのように考えています。 今、「アダルトチルドレン」問題に関する本を、 少しづつ読みすすめています。 (最近、他に勉強しないといけないことが増えまして、 なかなか、読みすすめることができていないのですが…) その中でも、 インナーチャイルド改訂版 「インナーチャイルド-本当のあなたを取り戻す方法」 ジョン・ブラッドショー著 NHK出版 という本には、 トラウマを瞑想によって解決する方法について書かれています。 僕が書きたいこととも、多分に重複していますので、 まだ、お読みでない方には、 ご一読おすすめしておきます。 この本の中では、 親や兄弟などとの、 幼い頃の家庭環境から生じた心の葛藤という、 最重要課題のことを、 「コア・マテリアル」 という言葉で表現しています。 「コア・マテリアル」とは、 「中核的な信念体系」というような意味ですが、 要は、僕が、 P.P.I.com in livedoor -心おだやかにいきるために- 第三章で潜在意識について書き綴ったように、 潜在意識に刻まれた過去の記憶、 特に、幼少時、青年期に強く心に刻み込んだ「思い」が、 中心的な考え方の基礎となる信念となっているということを指しています。 「コア・マテリアルが一度形成されると、 すべての体験がこれを通過しなければならないフィルターになります。 これがよくわかる例としては、 ある人が破壊的な恋愛の関係にわざわざ陥るような相手をいつも選ぶとか、 または、トラウマ(心理的外傷)を反復的、連続的に経験する人生を送る、 あるいは、失敗をプラスに変えることができない、 などがあげられます。 フロイトは、 この過去を反復する衝動を、 「反復強迫」と呼びました。 それは、人があたかも色めがねをかけているようなもので、 日光がいくら輝いていても、 いつも同じフィルターがかかっているということです。 レンズが緑色だと視界は緑色に着色されます。 レンズが茶色だと明るい色はあまり見えないものです。 これから明らかなことは、 私たちが変わりたければ、 自分たちのコア・マテリアルを変えなければならないということです。」 インナーチャイルド改訂版 には、このように書かれていますが。 これは、まさしく、 前述の、 「正見(しょうけん)」と「正定(しょうじょう)」 で書いた、仏教でいうところの、 「正見」と「邪見」のことをいっているわけです。 そして、ジョン・ブラッドショー氏も、 この「コア・マテリアル」を、 すばやく、直接的に置き換える(描き換える)方法として、 「瞑想」という方法を推奨しているわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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